作者/朋矩 編集&訂正/セレスフィア


ここはメインランドケイブ6階。普段来ると人が多く、人気の狩場である。






「はぁ・・・」





そこに一人、ため息をついているダークエルフが居た。









その脇にはバクベアーとキングバクベアーの死体が山積みにされている。




「なんか気分が悪いな・・・」




彼の名は伏一貴というダークエルフ。







「・・・それというのも、姫がいきなり温泉旅行だの言い出すからだ」





伏一貴は疲れた顔をしながら、キングバクベアーなどを狩っていた。










「・・なんかあの人怖いね」





「何かあってイラついてるのかもよ?」






無心で狩りを続けていると、


近くに居た魔法使いとナイトの二人が、ヒソヒソと話をしている声が聴こえてきた。








「俺はイラついてなどいない・・」





伏一貴は少し怒り顔で二人に呟いた。







(ガクガクガク)




(ガクガクガク)






二人は、伏一貴の不機嫌な様子に震えながらヒールとブレスウェポンをかけて早々に立ち去った。









「・・・・変な奴らだ」







二人が去った後、我に返って元来た道を見てみる。










「コレを見て驚いたのか?・・」





先ほどのバクベアーとキングバクベアーの死体がさらに山済みになり地面が真っ赤に染まっていた。








「・・・狩り続けるか」




伏一貴が再度狩りに集中し始めた時、







{セレスフィア}皆〜SKTに集まって〜





突然クラン盟主であるセレスフィアからクランチャットで集合をかけられた。









「なんか・・・・嫌な胸騒ぎがする(また何か言ってくるのか?)」






{伏一貴}姫、SKTで何をするるんだ?





とりあえずクランチャットで聞き返してみる。







{セレスフィア}来たら、わかるよ〜



{セレスフィア}ああ、 伏は強制ね^^



{セレスフィア}来なかったら称号を「セクハラDE」にするぞw





{伏一貴}な・・・!?





この時点でもう逃げられないと、直感した。











その後・・・・・・






「今日は何をする気なの?姫」




「今日はね〜、男性人の為に・」




とセレスフィアがスタパラと話をしていると、




「男性人の為に!?!?!?!?!?」







突然背後から驚き声を上げて現れたのはラスフェルだった。










「多分・・・ラスの思っている事は無いと思うよ?」






目を輝かせているラスフェルの後ろから突っ込みを入れながら現れたのは、道具入れのポシェットにオレンジを落としそうなほど一杯入れたカルリラ。









「ガーン・・・リラ、ズバッと言わないでくれよ・・・」





「それに、姫はそんな人じゃないと思うよ?^^;」




さらにスタパラがフォローを入れた。









「とりあえず何をするか聞こうよ^^」




話題を元に戻そうとするバルファーレ。








「ごめん、ごめん、ちょっと朋と狩りしてたら遅くなったw」




少しバテ気味な様子で走ってきたのはJanusu(ヤヌス)








「友達と遊んでてチャット流れてた〜」




「すみません、狩場で沸いて帰還するのが遅くなりました^^;」



Janusuの次に遅れて、ガーヴィンと洋パパが到着。










「あれ、ルフィが居ないね?姫っち」







ルフィアンを探してカルリラが辺りをキョロキョロと見回す。








「ルフィなら、場所を確保する為に先に行ってるよ」




「そっか^^」





姫のその言葉を聴き逃さなかった姫大好き王子のラスフェルが、







「そうかそうか。ルフィが居ないなら、フィアちゃんに何かあるとダメだから俺らが守らないとな〜w」





そう言いながらラスフェルが姫の横に行き腕を組む。その時、






「ラ〜ス〜・・・」






いきなり怒声を発しながら、姫の旦那であるルフィアンが登場。









「ひぃ!ル・・ルフィ、場所取りに行ってたんじゃないのかよ!?(滝汗)」







ラスフェルは焦り顔で素早く姫から離れた。









「下見と看板置いてきただけだ。戻って見みれば、ラス・・・(怒)」






ルフィアンが今にもラスフェルに切りかかりそうな雰囲気だったが、







「まぁ、まぁ、ルフィ落ち着いて!^^;」




姫がルフィアンを落ち着かせたので、ラスフェルは難を逃れる事ができた。











「今日皆に集まってもらったのは、男性人の為に特別ステージを使って【決闘大会】をしてもらう為です^^」



『おおおおおおおお!!!!!!!!』




姫の企画に、日頃の狩りが飽きていた男性達が喜びの歓声をあげた。








『えええええええええ!?』





あまり決闘を好まない女性達は乗り気ではなさそうだが・・・。










「ちなみに優勝者には・・・」




「フィアちゃんとキス?それともデート!?」





「ラ〜ス〜・・・・(マジで殺されたいか?)」







「ハッ!・・・何でもありません(汗)」






ルフィアンの威圧でラスフェルが大人しくなった所で姫が再び説明を始める。









「優勝者には記念品と、オレンジ100個とアデナ500kを進呈しまーす^^(ちょっと頑張ってみました)」








「オレンジ!?よし、優勝するぞー!!」





「500kかぁ〜悪い話じゃないね!」




女性達にはお金とオレンジ(?)がよく効いたのか、やる気を出してくれた様だ。








「えーと、対戦の組み合わせは私の独断で決めちゃってるけど、皆頑張ってね^^」




『はーい!』






「組み合わせは、ラスフェルとラスフェス、Janusuと伏一貴、スタパラとカルリラ、洋パパとパルファーレ、私とルフィアンね」






姫が組み合わせを発表後、ガーヴィンが慌てて姫に質問した。









「あの・・・姫〜!」



「何、ガーヴィン?(・∀・)」




「僕・・名前呼ばれてないんですけど・・・(^^;」



「あ・・・ごめん、忘れてた^^;」







「うあーーーん!!(姫、酷い・・・しくしく)」






「んーペア対抗戦だからねぇ〜、どうしようかしら^^;;」




姫が頭を抱えた丁度その時、







「よぉ〜フィア^^」





偶然にも元クラン員のけむりが通りかかった。










「あ!けむ〜丁度良い所に^^」






「ん、どうした?」





「今ね、イベントしてるんだけど人数足りないのよ、それでけむ参加してもらえないかな?」





「んー、別に構わんよ^^」







「ありがと〜けむ!んじゃ、ガーウィンはけむと組んでね^^」







「は、はい!(良かった〜)」




「おう、宜しくな〜ガーヴィン」



「こちらこそ宜しくお願いします^^;」





けむりとは初対面なので、少し緊張してしまうガーヴィン。









「場所はTIの決闘場だから皆飛んでね^^」






ピューン!






「おお!決闘場に看板と仕切りが敷かれてる」






「俺が一人でやったのさw」





ルフィアンが自慢そうに胸を張って言った。







メンバーが集合したところで、早速ペア対抗の決闘が開始された。
















「第一試合、ラス兄弟チーム対ダークエルフチーム!」







「・・・・・・(そのまんまのチーム名だな)」





「ルールは相手のチームを全員気絶させるか、戦闘不能状態、又は場外で勝利ね」





「禁止なのは、魔石とダークストーンの道具使用と、相手を殺す事」




『はーい』








「んじゃ、試合開始!」














------第一試合:ラス兄弟チームVSダークエルフチーム------









「・・・・」






「うわわわわ、く、来るな〜」





無言でラスフェルの首を双剣の峰で強打する伏一貴。








「・・・・・ぐはっ(気絶)」





「ラスフェルアウト!」






姫の声と同時に、ルフィアンが気絶したラスフェルの足掴んで観客席へとポイした。








「あ!に、兄さん〜〜〜〜!?(゜゜;」






「ごめんな、ラスフェス^^;」







Janusuが謝罪の言葉と共に、後ろからラスフェスの背中を押して場外へと押し倒した。








「うわああああ、やられた!」







「ダークエルフチームの勝利」










「次の試合のチームは準備をしてください〜」








「パパ、頑張って優勝しようね^^」




「ああ、勝ったら好きな物買ってあげるよファー^^v」




親子の絆を深めた親子チーム。相手側のエルフ夫婦チームは、






「優勝してオレンジ欲しいけど、姫っちと戦うのも・・・・うーん><」





オレンジと姫、どっちを取るのか悩んでいるカルリラ。








「姫を場外負けにすれば良いんじゃないかな?リラ」




「そうだね(>_<)ありがとう、スタ^−^」




こっちはこっちで夫婦の絆を深めたようである。










「第二試合開始!」











------第二試合:親子チームVSエルフ夫婦チーム------






スタートの合図と同時に、エルフチームは二人共弓を構えて矢を撃つ。(矢は先を切ってる物)







「パパ!唱える時間を頂戴!」





「分かった!」





親子二人は勢いよく声を出し、洋パパがバルファーレを庇う形で前に出て弓を撃つ。








「メテオストライク!」






「きゃあ〜!!」






バルファーレの放った魔法の隕石がエルフチームの傍に落ち、

カルリラが爆風の勢いに飲まれて場外に転げながらルフィアンに受け止められた。





「ふう、何とか無事で良かった^^;」




「スタさんごめんね〜〜^^;魔法が強すぎたみたい(汗)」





「いや、リラは無事みたいだし、大丈夫^^」




「それじゃ、試合を終らせましょう^^」






「え?」





「えいっ」





瞬時にバルファーレの周りを取り囲む様に竜巻が発生し、スタパラも場外に投げ出された。









「しまった〜;;」





「ごめんなさいね、スタさん;;」




「いやぁ〜いいよ。決勝まで頑張ってね^^」





「はい^^」








「親子チームの勝利」











「次の準々決勝は、二戦してもらいます〜各チームは準備を宜しく」










「まずは、ダークエルフチーム対男エルフチーム!」







「なんか俺達のチームって、花のないチーム名だな^^;」








「確かに・・・(汗)まあ、この際チーム名より伏のアニキとの戦いに集中します!」






ピシッと真面目な顔で意気込み、自分の愛用の弓を強く握るガーヴィン。








「よしっ、頑張れよ!俺はJanusuを相手にするからな」





「はい!!」











「・・・・・(ガーヴィンがどれ程強くなったか、試してみるか)」






「けむさんがこっち睨んでる(゜゜;」






「なら、けむりはJanusuお前がやれよ」





「まぁ、睨まれてるし(汗)俺が相手にしないといけなさそうだな」










「準々決勝第一試開始!」










------準々決勝第一試合:ダークエルフチームVS男エルフチーム------







「えいっ!」




ガーヴィンが弓を放つ。






「まだ甘いか・・・」



軽々しく向かってくる矢を避ける伏一貴。







「当たれ!当たれ!当たれぇ!!」





次々に矢を放つガーヴィンだが、全て伏一貴にかわされる。








「・・・・・・(中々良い所を狙ってくるじゃないか)」







「くっ(まずい、もうすぐ間合いに入られる・・・一か八かこれに掛ける!)」





とっさにガーウィンは矢を2本矢筒から抜き、伏一貴に向けて放った。








「えいっ!」






「・・・(後5歩で間合いだ)」






伏一貴が、最初に放たれた一本を左に交わし勢いをつけた時だった、








「今だ!」




ガーヴィンが2本取り出した残りの一本を、1発目を放った後に瞬時に放つ準備をしていた。





そして2発目の矢は、伏一貴の顔の横を擦り抜けた。







「ハァハァ、外れた・・・(悔しい)」





直後、ガーヴィンは背中から伏一貴に双剣で峰打ちにされてダウンした。






「ふぅ〜矢切れだ・・・」






ガーヴィンがダウンしたのを確認後、けむりは自ら場外に出た。










「ダークエルフチームの勝利」











「たくっ、次も試合なのに仕事増やすなよ・・・」





そう言いつつ、伏一貴は気絶してるガーヴィンを観客席に運び、ステージへと戻った。













「あの〜・・・、姫」






ダークエルフチームがステージの上で待機している中、洋ハパとバルファーレが焦り顔で姫に話しかけてきた。








「私達、棄権してもいいですか?^^;;」





「えぇ!!どうして?」





「・・・・ごめんなさい(しょぼーん)」





「ファーが、さっきの試合を見て怯えてしまって^^;」






「なるほど・・・分かりました。観客席で見学しててね〜^^」





「はい、申し訳ありませんがお願いします^^;」










「準々決勝第二試合の親子チームが棄権したので、次で決勝戦を行います!」








「司会代行に・・・リラお願いできる?」




「は〜い、姫っち〜^−^」




「ルフィ、頑張れよ〜!」





「おう!フィアは俺が守るぜ!」









「・・・・・」




急に無口になった伏一貴。










「すこし緊張してきたな^^;;」




どうやら隣で緊張するJanusuの言葉も耳に入らないようだ。









「決勝戦開始!」









------決勝戦:ダークエルフチームVS誤字姫夫婦チーム------







「狙うは伏からだ!」





ルフィの宣言と同時に、







「先に戦うのは俺だよ、ルフィ^^」




間に入ったのはJanusu。









「伏〜これで勝ったらもう「セクハラDE」とは言わないわよ〜^^」





姫の一言に、伏一貴の動きが一瞬止まった。







「反応ありね・・・(にやり)」







そう言うと同時に姫は木刀で斬り掛かりながら、伏一貴を場外へと押し込んでいく。









「当たらなくても押し込んじゃえばいいし〜♪」





だが、伏一貴は意外と余裕そうに、







「もう一つ約束しろ、これで姫が負けたらまた「負け犬」と呼ぶぞ?」






「いいわよ?^^」





「よし、その言葉後悔するなよ」







瞬時に体制を変えた伏一貴が一気に左に寄り、姫の背中に軽いパンチを与えて場外へと押し出そうとしたが、



以外にも姫はしぶとく、膝を付き、両手で体を支えて体制を何とか元に戻したが、








「ふぅ、危なかった・・・」





「まだだ!」






体制が不安定だった姫のお尻を伏一貴が蹴り、そのまま場外アウトとなった。







「あっ・・・・」





「フィアアアアア!!(゜゜;;;」








「あっ、ルフィ、スキ在り!」





姫に気を取られたルフィアンは、Janusuにスキを付かれて姫と同じ所に蹴り飛ばされた。









「やったー、俺達の勝ちだ!」





嬉しそうにJanusuがそう言うと、








「ああ、勝ちは勝ちだな」



伏一貴も薄笑いをしながら姫の方を見た。








「くぅうう;;」





「何だ、負け犬!」






姫が悔しそうな顔をしたが、伏一貴にトドメの一言に黙り込んでしまった。








その後姫は、「セクハラDE」という言葉で伏一貴をからかう事ができなくなったのであった。





さらに、再び以前のように伏一貴にからかわれる事となり、後悔したそうだ。

                                              END



作者後書き

ちなみにガーウィンさんの小説の書き方、呼び方、を真似てます、(続きにと思って書いたから^^; )

途中から自分流になってたかもガクガクブルブル((((゜д゜;))))ガクガクブルブル

一応殺され覚悟で書き上げました。

ダレにかは。。。。言えません煤i゜□゜;)

壁]=3サッ
           朋矩


朋矩から小説を頂きました!ガーヴィンの小説を読んで、続きを書きたかったらしく、

ガーヴィンから了解を得て書いてくれました。

やはり作者によって表現の仕方が色々と違うので、皆さんが楽しんで見てくれたら嬉しいですね^^

                                2005年10月10日 セレスフィア