作者/セレスフィア





2004年12月24日。






今年もまた、アデン全土に空から白い贈り物が舞い降りてきました。








純白に輝く白い雪は、町に飾られたネオンの中に静かに溶けていき、人々はクリスマスの訪れに歓喜の声を響かせていました。









そんな中、美しく輝くネオンのツリーと人々の活気に満ちたオーレン(象牙の村)に、続々と集まる人々の群れがありました。










そう、今年も☆ATMOSPHERE☆血盟のクリスマスイベントが始まるのです。








さてさて・・・どんなイベントになるのでしょうか。














「・・・・・・・・・・・・・遅い、あまりにも遅すぎる!!」





寒さをしのぐ為なのか、赤に黄色い模様の特徴的なマントに包まっていたラスフェルが、突然声を張り上げて立ち上がった。








「ああぁ〜〜・・・まさか何かあったのでは無いだろうな・・・あぁ〜〜〜!!」





「ラス・・・ちょっと落ち着きなさいよ」





落ち着き無く右往左往するラスフェルを横目で見ながら、早苗嬢(さなえじょう)はため息をついた。








「落ち着いていられる訳無いだろぉ〜〜〜あぁ〜〜フィアちゃああああん!!・・・・ぐふっ!?」





「静かにしてろ、ラス」








あまりにもうろうろと落ち着き無いラスフェルに呆れたのか、ばるでぃは、装備していたマナスタッフでラスフェルの後頭部に一撃を浴びせて黙らせた。(酷)









ラスフェルが後頭部を押さえながらうなっているのは放置して、集まっていた仲間達の間にも不安の声がもれはじめた。








「姫から送られてきた手紙には、集合時間9時とありましたが・・・」





ラーシェスが再度手紙の内容を確認する中、








「現在の時刻・・・10時半。普通、1時間半も遅刻するか・・・?」





煙草に火を点けながら、伏一貴(ふせかずき)が「待つだけ無駄だ」と言い放つ。









重たい空気が流れる中、その空気を打ち消すような声が辺りに響いた。






「ごめーーーーーーん!!皆お待たせ〜〜〜〜〜!ぎゃ!!!」





同時にべシャッ!と勢い良く雪の中にめり込むセレスフィアの姿。










「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」









仲間達の、待たされた事に対する不満や怒りを言うタイミングを見事に崩壊してくれた。









「ぜぇぜぇ・・・本当にごめんね〜〜〜準備に手間取ってね・・・」






雪の中から這い上がってきたセレスフィアは両手にいっぱいの荷物を抱えてペコペコと頭を下げる。











「準備?いったい何をそんなに持ってきたんだ・・・フィア?」





前日から花火などの準備は既に終わっており、各自最低限の物だけしか持ってきていない中、大量に荷物を抱えてきたセレスフィアに当然のようにルフィアンから疑問の声が上がった。







「はっ!もしや・・・俺に愛のクリスマスプレゼント!!(どきどき)」





さっきまでうなっていたはずのラスフェルが顔を輝かせてセレスフィアに歩み寄ろうとした途端、







「・・・・・・・・トルネード」






しれっとした顔で、ばるでぃがラスフェルに向けて魔法を放った。





ドカーン!!


「ぎゃぁ!!!」









「ラス、死にたいか?」






同じタイミングで、ラスフェルに向けて剣をちらつかせたルフィアンの怒りメーターはMAX状態・・・










「姫の愛情は(自称)ペットである僕のだ!!」






「ラーシェス・・・お前も死ね!(怒)」






さらに追い討ちをかけるラーシェスの言葉に、セレスフィアの旦那であるルフィアンが我を忘れて戦闘を開始した。









ドカッ バキッ グシャ!? 








「ちょっ・・・皆止めなさい!」





セレスフィアの静止の声も空しく、火の付いた男心のバトルはさらにヒートアップするばかり。











「・・・・・・・・馬鹿な茶番に付き合ってる時間はねぇ(帰りたい・・・・いつもの事だがアホらしい)」





「ふーさん・・・どうする?」






今にも帰りそうな伏一貴にリリオンは苦笑いを浮かべながら傍観体制。









「はぁ・・・リーさん、止めてくれ・・・任せる(このままだと進まねぇしな・・・)」



「え・・・・・・いいの?(キュピーン)」



「あぁ・・・・・・(汗)」





不適な笑みを浮かべるリリオンに何やら背筋が凍るのを感じながら、伏一貴はゆっくりと後ろに下がる。







リリオンがゆっくりと愛用のフォーススタッフを振り上げると、騒動を傍観していた者達は顔を強張らせて息を飲んだ。






周りの異変に一早く気づいたルフィアンだったが、時既に遅かった。










「げっ!!!リオン待っ・・・・・・」







「フリージングブリザード!」




「「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁ!!!」」







南無・・・・・・・。










「ふぅ・・・これで静かになったね、ふーさん(にっこり)」





「あ・・・あぁ、そうだな・・・(怖ぇ・・・・/冷や汗)」





伏一貴は、爽やかに笑うリリオンに対して引きつった顔で頷きながら、彼にだけは絶対に適わないと心から思うのだった。













だが、真に恐ろしい目にこれから遭うとは誰も予想などしていなかった・・・。










突然の急展開を迎えたのは、スタパラのこんな一言からだった。








「ねぇ・・・姫、手に持ってる荷物から本がはみ出してるよ」







指摘されたセレスフィアは、今思い出しとばかりに、大量の荷物を地面に置きながら中身を取り出し始めた。


















「・・・・・・・・・・・・・・何、それ?」





次から次に持ってきた荷物を取り出すセレスフィアの手元を見ながら、仲間達の思考には一様に嫌な予感が湧き上がっていた。






セレスフィアが荷物の中から取り出した物とは・・・




鏡、大・中・小様々なドレス、リンゴ、扇、7枚の色とりどりの帽子&服・・・その他色々な小道具、そして極めつけは【アトモス劇場2〜白雪姫〜】と書かれた台本らしき本が数冊。








「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






凍りつく空気の中、伏一貴は周囲の隙を突いて一目散に逃げ出した・・・・・・・・・・・がっ!










「伏・・・・・自分だけ逃げるなよ?」







瞬時に伸びてきた早苗嬢の手にマントを捕まれて、無念にも逃亡に失敗した。













今回イベントに新しく参加した仲間達は、まだ状況が飲み込めずに唖然と立ち尽くしている。








「クリスマスのイベント何にしようか迷ったんだけどね〜、やっぱりアトモスは劇でしょう!ってことで〜♪」









(なぜ、劇だと言い張るんだ、この馬鹿姫はっ・・・・・・・/汗)←伏一貴の嫌な思い出がよぎる心の叫び。






と、いうことで今回も逃げられずにイベントに参加するはめになった伏一貴。












一部重たい空気が流れる中、無常にもセレスフィアによって仲間達は次々と配役を決められていくのだった。








「ふぅ・・・良い感じで配役が決まったわ〜あははん♪」









決まった配役はこちら↓


白雪姫:ルフィアン(ナイト)       七人の小人1:バルファーレ(ウィザード)     6:ゼリアス(エルフ)

王妃:セレスフィア(プリンセス)         2:早苗嬢(ナイト)              7:洋パパ(エルフ)

魔法の鏡:伏一貴(ダークエルフ)       3:ラーシェス(エルフ)

狩人:ばるでぃ(ウィザード)          4:Ajqkj(エルフ)         王子の家来1:スタパラ(エルフ)

王子:ラスフェル(プリンス)         5:リリオン(ウィザード)            2:香住(エルフ)
                           









「ちょっと待ってくれ・・・どうして俺が白雪姫なんだっ!?(どうやっても無理があるだろっ!)」







悲痛な叫びを上げるルフィアンよりも、さらに悲鳴を上げたのがもう一人・・・









「嫌だーーーーー!!何で俺がルフィを助ける王子役なんだよおおおおお!!!」







ラスフェルが涙目でセレスフィアに抗議した。








「ラス・・・私が決めた配役は嫌なの?(うるうる)」




「うっ・・・・・・・・(汗)」




だが、セレスフィアの悪どいうるうる攻撃には適わないのがラスフェルの悲しい性だった。










「うおーーー初めての劇出演だーーー!(感激)」




「俺も初めてだ〜〜〜やった!!」




嬉しさのあまり狂喜乱舞するゼリアスとAjqkj。











「魔法の鏡ってなんだ・・・鏡って・・・(そもそも人間の役でもねぇ)」






今回もやはり絶望的な伏一貴。












「小人・・・個人的には姫の傍に居られる魔法の鏡役が良かったな〜・・・(しょぼん)」



自分の配役に不満をもらすラーシェス。








「何だか分からないけど・・・頑張ろうかな」




「パパも一緒だから頑張ろうな、ファー(にこにこ)」




必死で状況を飲み込もうとするバルファーレと、娘には甘い洋パパ。(二人はリアル親子)









「狩人って何をする役・・・?」




そもそも白雪姫事態あまり知らない様子のばるでぃ。











「王子に家来って居たっけ・・・・?(これって、絶対人数合わせで作ったんだろうな)」  (ぎくっ)





「私も家来です・・・スタさん宜しくお願いします(照)」




呆れた顔のスタパラと、なぜか照れてる香住(かすみ)。









「何をするのか楽しみですね♪」




「あまり期待しない方が良いよ、リオンさん。まぁ・・・私はどうでもいいけど」




期待に目を輝かせるリリオンと、やる気の無い早苗嬢。











それぞれの思いが交差する中、いよいよ【アトモス劇場2〜白雪姫〜】の幕は開かれたのだった。













※注意:これから始まる劇はあくまでフィクションです。一部、本来の話とはまったく異なる点が激しくありますがご了承下さい。






あるお城に、それはそれは可愛らしい女の子が産まれました。(俺・・・男なんだけど(汗)Byルフィアン)



まるで雪のように色が白い事から白雪姫と名づけられ、すくすくと育っていきました。




一見、平和そうに見えるお城の中ですが、この城の王妃様は、少し変わった趣味を持っており、毎日の様に魔法の鏡に向かってはこう問いかけるのです。








「鏡よ鏡、この世で一番美しいの誰?」






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・王妃様、それは貴方様です」







「(その間は何よ、伏!)おほほほ、まぁ当然の事ですわね」





「・・・・・・・・・・・・・・・(やってらんねぇ)」







そんな日々が続いたある日、白雪姫が16歳の誕生日を迎えた日の事でした。








王妃はいつものように鏡に向かって問いかけていました。







「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?(伏!顔引きつらせるな/怒)」




「(勘弁してくれよ)・・・それは王妃様、貴方です」





「おほほほ、私の美しさには誰にも・・・・」









「ですが、今年16歳になられた白雪姫は雪の様に美しい肌・・・・に・・・美しい瞳・・・ぅ」





(伏・・・・気持ちは分かるが・・・確かにルフィアンが白雪姫役って無理があるが・・・頑張ってくれ/ほろり)







「う・・・その姿はこの世で一番美しい!(言い切ったぞ俺!!/涙)」






「なんですってっ!!この私よりも白雪姫が美しいと言うのかい!おのれぇ・・・白雪姫め、許せん」









自分がこの世で一番美しいという自信を持っていた王妃は、魔法の鏡の必死な言葉に怒り狂いました。







この世で一番美しく居たい王妃は、白雪姫の存在を邪魔に思う様になりました。





女の醜い嫉妬が日々積もっていく中で、白雪姫はどんどん美しく成長していきます。









耐え切れなくなった王妃は、狩人を呼び寄せ白雪姫を抹殺するように言いつけました。













「白雪姫を森へ連れて行き、殺した証に姫の心臓を持ってくるのよ!分かったわね」





「はい、王妃様」





王妃の命令通りに白雪姫を森へと連れ出して殺そうとした狩人ですが、白雪姫の美しさ(?)と泣きながら哀願する姿に、つい、逃がしてしまいました。







しかし、逃がしたものの、証拠の心臓を持って帰らなければ自分の命が危ないことを悟った狩人は・・・







「俺も逃げよ・・・(あの姫ならマジで俺殺されるし)」




と言って自分も逃げたのでした。













森の中を必死に走った白雪姫は、小さな小屋を見つけて中に入りました。




小屋の中には小さな食卓に7人分の小さなお皿とパンケーキが並べられており、お腹の空いていた白雪姫はパンケーキを全部たいらげ、
お腹がふくれて眠くなったのか、その場で寝てしまいました。










夕方になって小屋の主たちが戻ってきました。






「ハイホー、ハイホー♪(結構楽しいかも・・・Byラーシェス)」



「ハイホ・・・ハイホー!(これでいいのかな?Byバルファーレ)」



「(おぉ、可愛いよファー!(パパ感激By洋パパ)」







「・・・・・・・ヘイヘイホー、ヘイヘイホー(やっぱりこれだよなByゼリアス)」



「(お?そう言うのか。なるほど!さすがゼリさんByAjqkj)ヘイヘイホー、ヘイヘイホー♪」



「(それ・・・さぶちゃんだからさ、まったく違うよゼリ・・・Aj・・・By早苗嬢)」







「おや?小屋に明かりが・・・はて、おかしいな?(台詞間違ってないよね?Byリリオン)」







小屋の中に明かりが点いているのを不信に思いながら小人達が小屋に入ると、一人の美しい少女が気持ちよさそうに寝息を立てていました。









「あぁ〜〜!僕のパンケーキが無い・・・(後で姫にあげようと思ったのに/涙)」←劇なのに、なぜか本気でガックリとうなだれるラーシェス





「あら・・・私のも無いわ(パパ!私頑張るよ/必死)」





「というか、全部無いね・・・きっとこの子が食べたんだろうね。どうする?(おぉぉ!さすが私の娘!可愛いぞ〜ファー/親バカ)」






自分達の夕飯を食べられてしまった小人達ですが、優しい小人達はぐっすりと眠る白雪姫をそのまま寝かせてあげま・・・・









「おら!起きろ不法侵入者!!(本気で寝てんじゃねぇ、ルフィの阿保!)」







ゲシッ!!  (うぉ!?そんな台詞ねぇよ!何するんだ早苗〜〜〜!(怒))








ピピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!










「早苗〜〜〜NG!優しい小人が白雪姫を蹴り起こすなっ!(台本にそんな台詞無いでしょうが)」




「えー・・・めんどくさい」




「早苗・・・・後でBP100個あげるから」



「・・・・・・・200個」



「・・・・150個で勘弁して(プリって貧乏なんですよ/涙)」









「(まぁいいか・・・)起こすのも可愛そうだから寝かせてあげよう」







「そ・・・そうだね(闇取引ですか・・・姫、早苗さん・・・/汗)」←見てはいけないものを見たらしいリリオン







こうして、心優しい小人達は白雪姫をそっと寝かせてあげました。













夜になり、白雪姫が目を覚ますと、小人達は驚く白雪姫を落ち着かせ、白雪姫は小人達に泣きながら事情を話しました。






「それは可愛そうに・・・自分の姫を殺そうとするなんて何てひどい王妃なんだ!(うわーん姫はそんな人じゃない〜/涙)」





「ここなら安全だから、俺達と一緒に住むと良いよ(ラーさん・・・泣きながらも良く言った!)」←ラーシェスに同情するゼリアス




「そうだね!僕達が一緒だからもう心配はいらないよ(何とか舌を噛まずに言えたぞ!)」←必死に台本を朗読中のAjqkj




こうして白雪姫は7人の小人達と暮らすようになりました。

















お城では、白雪姫を殺すように命じた狩人が戻って来ない事に、王妃がイライラしていました。






「おのれ・・・狩人め、もはやこの私を裏切って逃げたのではないだろうね!」





その通りです。









「鏡よ鏡!!この世で一番美しいのは誰か言ってみなさい!」







「・・・・・・・・それは王妃様、貴方様です、ですが、お城から少し離れた森の中で7人の小人達と暮らす白雪姫はもっと美しい。」






「くっ・・・やはりまだ生きておったか!(伏・・・なんかやけに素直にやってるわね?)」






「・・・・・・・・・・・・・・(早く終わらせて帰りてぇよ・・・はぁ)←本音」

















白雪姫がまだ生きている事を知った王妃は、おばあさんに姿を変え、毒を塗ったリンゴを持って白雪姫のところを訪れました。









昼間は小人達も仕事に出かけており、何の疑いを持たなかった白雪姫は、差し出されたリンゴを食べてしまい倒れてしまいました。






戻ってきた小人達は白雪姫が顔を真っ青にして倒れているのを見つけ、死んだと思い、泣きながらガラスの棺の中に白雪姫を寝かせました。
















小人達は毎日泣き続け、どれぐらい時が過ぎたことでしょう。










ある日、いつもの様に小人達が白雪姫の棺の前で泣いていると、一人の王子が家来を連れて通りかかりました。








「これは・・・なんと美しい姫なのだ・・・(ぐっ・・・これがフィアちゃんなら喜んでやるのに・・・)」







運命の出会いの場面のはずが、どうも不満顔の王子。






その横で家来が何かに気づいた様に慌てて王子に耳打ちしました。












「ちょっといいですか・・・・・王子?」




「何だ?」




「話の流れからいくとですね・・・王子は・・・」







「?(何が言いたいんだスタ?)」







「・・・・いや、あの・・・えーと・・・(本当に気づいて無いのか?ラス/汗)」









「あ!王子・・・あのぅ・・・白雪姫の最後って・・・確か王子が姫にキスをして目覚めさせるって筋書きですよね・・・(きゃあ・・・言っちゃった/真っ赤)」





良く言ってくれた香住!と、スタパラが拳を握り締めてる横で、まるで演技とは思えない程にラスフェルの顔色が真っ青になっていく。










「うがーーー!!冗談じゃない!!!!(絶対嫌だーーー死んでも嫌だ!!)」





「俺だって嫌だ!!!フィア、何とかしろーーーーーーー!!!(想像してしまったじゃねぇーか!/ガタブル)」








棺の中で周りの話を聞いていたルフィアンは思わず、強張った顔で勢い良く棺から身を乗り出してしまった。















「あ、白雪姫が生き返った!!(あぁ・・・起きちゃってるし)」








それを見ていたスタパラが慌てて次の台詞でフォローを入れる。











「「え!?」」










突然の展開に驚いたのは、次の台詞のスタンバイをしていた仲間達だった。









何と、棺で寝ているはずの白雪姫が、王子からのキスの前に起き上がってしまいました。











こうして、王子の愛により・・・・いや、王子とのキスが嫌で自力で目覚めてしまった白雪姫でしたが、一件落着ということで・・・おしまい?

















「あれ?終わっちゃったの???(汗)」






状況をまるで把握できないバルファーレは、台本を片手にきょとんと周囲を見渡した。














「・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、納得いかない部分もあるけど、良しとするか」




セレスフィアの言葉に、まだ嫌な想像に青ざめていたラスフェルとルフィアンが安堵のため息を吐いた。










「やっと終わった・・・俺は帰る・・・(げっそり)」




精神的にかなりの疲労を見せている伏一貴に、さらに追い討ちをかけるように、










「あら、伏、まだ終わってないわよ?」







セレスフィアのあっさりとした言葉が突き刺さった。







「はっ・・・?」






「今のはリハーサルよ、今日はイブだし本番はもちろん明日のクリスマスイベントで(にっこり)」









「「えぇーーーーーー!!これが本番じゃないの!?」」






セレスフィアの衝撃の言葉に、ラスフェルとルフィアンが声を揃えて悲鳴を上げた。




こういう時は意気投合する二人である。










「あら、言ってなかったけ?」







のんきに笑うセレスフィアを前に、伏一貴が無言で双剣を構えるのをリリオンは見逃さなかった。










「ふ・・・ふーさん?何を・・・・(まさか・・・)」






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一生死んでろ!(怒)」





「へ?何をそんなに怖い顔してるのさ〜伏?・・・・って、
ぎゃーーー!!!!!!









この後、怒り狂った伏一貴にセレスフィアがぼこぼこにされたのは言うまでもない。












さすがに今回、白雪姫をやらされたルフィアンも、危うくルフィアンとキスする事になりそうだったラスフェルも、セレスフィアを助けることは無かった・・・。








こうして、☆ATMOSPHERE☆血盟のクリスマスイブの夜は相変わらず騒がしく終わっていくのだった。

                                            END


今回もお付き合い頂きありがとうございました(´ω`*)

実に半年以上更新してなかったですね・・・;;お待たせしてしまって申し訳ありません(´・ω・`)

今回は、前回宣言した通り、アトモス劇場のシリーズ2作目ですw

香住さんから白雪姫をやってほしいとリクエストを頂いたので、作ってみました。

殆ど私の趣味・・・遊びで書いてるようなものですが・・・感想頂けたら嬉しいです^^

                                          2005年5月24日 セレスフィア